お盆休み明けの初日、予想はしていたことだが発熱の連絡がチラホラあって、これを全国のスケールに拡大すればそれなりの波が来ていると見えるに違いない。実際のところ、陽性率が90%もザラというこの状況で、つまり有症状の感染がこれほど増えているというのに、経済のために行動を抑制しないという戦略の合理性は大いに疑わしいというものではないか。全てのツケを負わされている医療現場は、前線で消耗する部隊そのものであり大局的には敗退するとしか思えない。これまでの経験則に従い、拡大期間の2ヶ月を持ち堪えれば放置しても構わないという悪魔的な算段があったとして、その目論見を保証する根拠はないのである。