『アウトポスト』を観る。アフガニスタンの米軍の前哨基地で起きたタリバンとの戦闘に材をとった2020年の映画。舞台となるキーティング基地は深い谷の底、山に囲まれた戦術的な劣地にあって、非対称戦だとしても分が悪くみえるのだが、案の定という感じでタリバンの大規模な攻撃を受け激戦となる。アフガン版の『ブラックホーク・ダウン』という印象だけれど、この戦闘を決着させるのはB-1からの近接爆撃で、何かと荒っぽい。7人の米兵が亡くなっているのだが、タリバンの側は岩陰からわらわらと現れるNPCのような扱いで描かれ、前述の印象に繋がっている。そもそも何のための戦いかがよくわからないというのは、たぶん現実の写しであり、結局はこの国から撤収することになったのもわかる。
台風14号は猛烈な勢力を保ち九州南端へ。接近時には920hPa程度の中心気圧になるということだが、第二室戸台風や伊勢湾台風と似たような勢力というから、引き合いに出されるのも歴史的な被害をもたらした台風なのである。飛来物が凶器となる風速50mの予想で九州を縦断することになる。早々に特別警報が出される。