『オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ』の第6話を観る。前シリーズと異なり、これまでのいろいろに一応の解決がついているので、最終話ということになるのだろうけれど、当初からそうであるように物語としてはかなり自由なので、いつかまたということもあるかもしれない。そもそも、ここまで広げてきた話をどのように収拾するのかという興味があったけれど、かねて予感のあった通り、メタな次元の語りに転調して自作自演の顛末をきちんとみせたことには感心したのである。最終章を舞台にする流れは秀逸で、『御先祖様万万歳!』を思い出す。
永瀬正敏を濱マイクにしてしまうのは、少々やりすぎだとして。
この日、北朝鮮の短距離弾道弾が青森直上を通過して太平洋に墜ちる。国民保護に関する情報、いわゆるJアラートが東京の島嶼部でも鳴り響いたということだけれど、もちろん不必要かつ想定外の警報で、危機対応の実力を意図しない方向で露呈したことになる。外部に敵をつくるというのは独裁的政権の常套手段とはいえ、レベルの低さが知れる振る舞いは逆効果というものではあるまいか。