県内には医療非常事態宣言が発出される。昨日時点の病床使用率は56%程度。病床使用率の過去の最高値は7割に満たないあたりなので、余力はほとんど残っていないということではなかろうか。かねて言われている通り、実際の確保病床は計算上の分母となる病床数よりも少ないというのが実力であろう。これから年末にかけて、医療負荷が増えることはあっても、これが減じる要素はあまりないように思われるのだが、つまり医療へのアクセスは急速に狭まるに違いない。幸い持病というようなものはないのだけれど、死活問題という向きも多いに違いないのである。
しかるに、第7波のピークに近い状態にならなければ、ほぼ何もしないというのが国の方針だそうである。もちろん、その規模に拡大してから何かをやっても手遅れ。