Netflixで配信の始まった『トロール』を観る。北欧伝承のトロールは実在するという話では『トロール・ハンター』というのがあって、POVも使った現代風が醸すギャップ萌えがポイントになっていたけれど、本作もファンタジーではなく、今どきのパニック映画の体裁を借りていて『シン・トロール』的なところがなかなかいい。異変の偵察にF35が出動するあたり、無駄に金がかかっているのである。北欧風のシックなウォールームも雰囲気がよくて、司令室好きはそれだけでも楽しめる。なんであれ、怪獣映画的なところは悪くない。
ここ暫く、県内の新規感染確認は3,000人を超えることがたびたびで、各地域の医療警戒レベルも真っ赤となって落ち着く見通しがない。そもそも人流のまばらな木曽地域さえ陥落し、学校は間欠的に学級閉鎖と学校閉鎖を繰り返しているようである。いわゆる第8波は不可視化されているので、日本のアドバンテージであった「自粛」を喚起することなくこのまま水位は上がり続けるという最悪のシナリオを辿りつつあるのだが、どうやら何もしないという決意だけは強固のようである。足元でワクチンはさほど期待できないという傍証だけが積み重なっているにも関わらず。