Disney+で配信の始まった『マーダー・イン・ザ・ワールドエンド』を観る。原題は『A Murder at the End of the World』。ビジョナリーとして著名な富豪が北の局地にホテルを建設し、そこに招かれた事業家、芸術家のなかに死者が出る。自身の経験した事件で有名になった作家は、その真相を解き明かそうとする。ブリット=マーリングが制作に名を連ね、自ら出演もしているドラマで、12月までに7話の配信が予定されている比較的にコンパクトなサスペンスシリーズ。雪の山荘ものとしての骨格に、ハッカーや探偵ものの風味が加えられていて、設定はかなり盛り沢山な印象。第2回までの雰囲気は、しかし悪くないのでもう少し観てみるつもり。
劇中に登場する人工知能は今どきの生成AIのイメージで、このあたりを取り込んでくるスピードは速く、それを創作に利用するくだりもあるので、もしかしたらプロットの一部にChatGPTが使われているのではなかろうか。いろんな要素が渾然としているストーリー設定は生成AIっぽい。そういう実験的な要素が入っていても不思議ない感じ。