Disney+で配信している『A Murder at the End of the World』の最終話を観る。密室劇でありながら、過去の出来事を行ったり来たりの展開で、いささか長い気もしたこのシリーズではあるけれど、なぜか影の薄い登場人物はさして出番もないまま退場する。実は先鋭的なテーマを扱っていたということが判明するのだけれど、謎の解明はまさに新本格という味わいで、特有の面白さと残念さが同居している。7話まで引っ張らずに、全4話くらいのシンプルな話にしておけば結構よかったのではなかろうか。
この日、安倍派と二階派に強制捜査が入り、札幌五輪の招致活動の停止が表明される。安倍的で森的なものの排除は仕上げの段階にあって、そのこと自体は遅いくらいだと思うけれど、いかなる力学の変化によるものかは気にかかる。