エイプリルの七面鳥

『エイプリルの七面鳥』を観る。母と娘の和解、家族の再生を、取り立てて劇的な仕掛けなしに、しかし映画的な起伏と緊張を維持して描いており凝縮された80分である。エイプリルその人の描き方については結局足りていないような気もしたのだが、母親役のパトリシア=クラークソンが重いところを引き受けていることもあってケイティ=ホームズは納得性の高いキャラクタを作り上げている。オリヴァー=プラットが父親の役で出ているのも嬉しい。