画家と庭師とカンパーニュ 『画家と庭師とカンパーニュ』を観る。フランス映画といえば役所広司かというくらい出演している感のあるダニエル=オートゥイユと『サン・ジャックへの道』のジャン=ピエール・ダルッサンが、画家と庭師に扮して延々と語り合う原題通りの映画で、ゆったりとした運びではあるが退屈ではなく、農夫は本質を直観するので物語に深みがあり、一方でおフランスの映画にありがちなコムツカシさはない。素朴で構図に凝ったところのない絵画のようであって、秀作であろう。 共有:TwitterPrint