『悪夢探偵2』を観る。同じく塚本晋也監督の作品なのだがhitomiが出演してた一作目とはかなり印象が異なる。映画的な方法論に敢えて背を向けたようなところがあって、こればかりはいつもと同じぼそぼそとしたセリフ回しと合わせ、ひょっとすると駄作だと断じることも可能だが結構、怖いのでそればかりではない。強烈な個性を集めたある種の畸形趣味には辟易というところがあるにして、松田龍平もだいぶ良くなったような気がするし、子役を本当に突き飛ばして泣かす鬼畜のような演出が全体の緊張感を保持せしめている。何故か内田春菊がちょっと出ている。