感染列島

faded『感染列島』を観る。篠田節子の『夏の災厄』が同じような話だったと思うけど、ちょうど小説でも読んでいるような感じで、いや、ちょっと長い。国が沈んだり、パンデミックが起きたりと、滅亡に惹かれてしまう己が黒い情動についてはこれを自覚せざるを得ないわけだが、本作はパニック映画としての緊迫感はイマイチであって、そこらのERものと選ぶところがあまりない。壇れいがお美しかったので、まぁ、いいといえばいいにして。