『パニッシャー:ウォー・ゾーン』を観る。2004年にもフランク=キャッスルを主人公とした映画が作られているが、どことなく刑事モノという作りであったそれとは全く異なるシロモノで、最近の流行に従って原作のアメコミを強く想起させる演出になっている。したがい、話の筋もデフォルメのきついもので要するにマーベル的。コントラストの強い画面のせいで何が何だかよく分からんという感じがあったり、脚本の手際も良いとはいえなかったりだが、少なくとも弾の数は奢っているし、倫理規定を気にしている様子も見せないあたりが取り柄であろう。