プライド&グローリー

flower『プライド&グローリー』を観る。いただけないタイトルをそのまま邦題にしてあると思ったら、日本未公開DVDスルーということらしいのである。エドワード=ノートンとコリン=ファレルが素手の殴り合いをしようという映画がそんな有様では一体、本邦の興行というのは何を基準にしているのかと思うのだが、どうやら大向こうの歓心を買う要素というのは確かに乏しくて、話は地味。とはいえこれは渋さにも通じるものであって全体としてはなかなかよく出来ている。これでは駄目ということなのだろうか。恐らくそうなのである。地味とは書いたが、描かれている警官の腐敗ぶりは相当にショッキングで根深く、理解するにはリテラシーというものが必要な感じ。