FRINGE/フリンジ Vol.2

tower『FRINGE/フリンジ<ファースト・シーズン> Vol.2』を観る。パイロット版から引き続いて、登場人物のキャラクタが固まりつつある第2話と第3話。瀆神的な実験を通じて事件の手がかりを得るという展開もまた定着してきて、よくよく考えるとひどい話である。大きな物語のほうは、何しろアメリカのドラマである以上、引っ張るだけ引っ張って、すっきりとした解決は望み薄だと思われるし、よくよく考えると一話完結の事件のほうも何かが解明されたという内容にはなっていないのだが、このパターン化によって何となくカタルシスを生んでいるあたりはなかなか大したものである。ちなみに劇中、扱われる一群の事件は「パターン」と括り称されているのだからオチまでついている。