武道

大学の時に選択の体育の授業で弓道をとったことがあって、ほぼ半年の間、弓道場に通っていたことがあった。もちろん素人のことだから、終わりに近づいたあたりで十数メートル先の的に中てることができるようになったに過ぎなかったのだけれど、このところウチのお嬢が市の弓道教室に通い始めたのでその頃のことをやたらと思い出す。改めて射法八節の講釈を伺っていると、かつては弓道の道たる所以に思いを馳せることもなく、ほぼ惰性で体育の授業をこなしていたに過ぎなかったことよと、いわゆる少年老い易く学成り難しの感がますます強い。そうこうしているうちに今年も6月になったし、恐らく人生も折り返しを過ぎた。