スキーマー

相変わらず抽象的な仕事をしている。
世の中にはコンサルタントともバンカーともつかない仕事がどうやらあって、このたび遭遇したのも壮麗な名前が連なる一流会社ということになっているらしいのだが、その提案は結局のところ資産の売却であり、時にそれは売国的な色彩を帯び、それはよいとしても、だいたいがスキームを一義として実質的な中身がないのは詐欺師の手口であって、恐らくはその種の悪党であることは間違いないのである。そうした輩を遠ざけるのは当然としても、どうやら世の中ではこうした悪しきスキーマーが相当数が生息していると考えられ、うかうかと話にのる人間もそうはいないと思うのだが一体、どうやって食っているのであろうか。