ライ・トゥ・ミー 嘘の瞬間 Vol.2

winter『ライ・トゥ・ミー 嘘の瞬間 Vol.2』を観る。このドラマの楽しみといえば、実際の事件における当事者の映像をひいて、敵意の表れだの含羞の動作だのという講釈を説いてみせるところだけれど、ラムズフェルドとかオバマといったひとたちが、公衆の面前で無意識に中指を立てている映像を、うまく物語に絡めて使っているあたりは感心して、無意識の動作からは誰も逃れないのであるなと思わず納得してしまうけれど、実際のところはよくわからない。脚本の出来もなかなかよくて、複数の事件を扱うときでもテーマは通底していて、シンプルでわかりやすいというテレビドラマの作法に沿っている。