卵をめぐる祖父の戦争

『卵をめぐる祖父の戦争』を読んでいる。ハヤカワのポケットミステリは装丁が変わってから肌に合う小説が多くなったような気がするのである。本作はスターリングラード攻防戦の同地を舞台として、口伝調の文体であるあたりが非常にいい。『WORLD WAR Z』を読んでいるときにも思ったのだが、Oral Historyというやつが好きである。