『魔法使いの弟子』を観る。ディズニー製作の作品であるからには、主人公がちょっと垢抜けないNerdで、だがしかし実は伝説の魔法使いの血統に連なる選ばれし者であり、という筋書きに少しも気後れした風ではない。お約束通りの内容を期待値の範囲できちんと作ってあり、苦境が伝えられていたニコラス=ケイジも屈託なく魔法使いの役を楽しんでいる感じ。主人公のジェイ=バルシェルはヒーローという雰囲気からは程遠く、貧乏くさいといってもいいような顔つきだが、そういえば『トロピック・サンダー』では無名俳優でオタクで下っ端という役がハマっていた。