村の中心には神社があって、恒例の祭りにかり出され、ポップコーンを振る舞う担当。映画館においてあるような業務用のポップコーン製造器で、延々と作り続ける。綿アメだのポップコーンだのは、原価的にはタダで配るために考案されたものであって、その製造過程は無から有が現れる印象で、しばし全能感に浸る。しかし、これを数百円で売る町の屋台は、いかにもぼったくりというものである。