国民投票

イタリアの一般国民投票では原発に反対の判断が出て、これで旧同盟国は日本を残して反原発ということになった。実際のところ、ドイツとイタリアは核兵器についてはNATOの枠組みのなかで整理してきており、原子力利権を国内に養成しようとする勢力がなかったということではあるまいか。当たり前のことなのかも知れないが、国内に蓄積された原発推進の膨大な政治的資産というのは、結局のところ核武装論の亡霊なのではないかという気がしてならない。