カラフル

sakura『カラフル』を観る。森絵都の原作のアニメ化。迷える魂が地上に戻り、人生の深みに気づいてやり直しを始めるまで。これはもとの小説がそうなのだろうが、物語そのものは神話的にステレオタイプである。昔、「中学生日記」というやつがあったけれど、ほぼそれのノリで、想定をほぼ一歩も出ないというあたりがすごい。「母親苛めて楽しいんか?」というセリフが劇中にあるのだけれど、まさにそんな感じの前半は不快度も高く、何だってわざわざアニメにしたのか不思議なほどである。一方、画の方はそれなりであって破綻も少ない。