『ザ・パシフィック Vol.3』を観る。第2次世界大戦で第1海兵旅団にとって最も大きな試練となったペリリューの戦いを描く前編と中編。ガダルカナルでは肩透かしだった上陸戦もきちんと描かれ、しかし戦争の実相は、ことが南洋だろうがケルト海だろうがあまり変わらないので、『プライベート・ライアン』で描かれているノルマンディをスケールダウンした感じ。しかし、このあたりは確信犯にも見えて、つまりいかなる戦いにも普遍的な側面があって、人間の愚かさとそれにまつわる悲劇には特殊性というものがあまりない。