ザ・パシフィック Vol.4

green『ザ・パシフィック Vol.4』を観る。激戦ののち、全滅判定の憂き目にあったペリリューにおける第一海兵旅団の戦いも終わり、何人かの主要登場人物が本国に送還される。『バンド・オブ・ブラザース』のコンプトンと同様、ベテランのヘイニーが退場する流れからは、ヨーロッパ戦線と太平洋戦線を相似形で描こうという制作の意図がやはり見て取れる。
あわせて収録されている第八話では、戦時国債を宣伝する英雄となったバジロンがブートキャンプの教官に転じて、やがて硫黄島の上陸戦を戦うまで。もとよりノンフィクションであることを前面に出したシリーズではないが、ことさらドラマチックな仕立てとなっている。