幸せの始まりは

green『幸せの始まりは』を観る。『恋愛小説家』のジェームズ=L・ブルックスが再び監督・脚本をしていて、主人公の父親の役でジャック=ニコルソンも出演している。ヒロインは久しぶりという感じのリース=ウィザースプーン。ヒロインのボーイフレンドにオーウェン=ウィルソンが配されていて、軽いけど悪くない性格の野球選手を好演している。本能に従って生きるという様子がなかなかにうまくて、神経質な繊細さが入ることのある役柄よりも余程いい。キャストの豪華さはさすがという感じ。リース=ウィザースプーンがソフトボール選手なのも、ポール=ラッドの演じる主人公がトラブルに巻き込まれているのも、実を言ってほとんど関係ないというストーリーで、かなり直球のロマンスになっており、コメディの要素があるにしても「いいひと」が人生と格闘するのを微笑むくらいで、随分とオトナっぽい。