『恋とニュースのつくり方』を観る。邦題が約束している通りの内容で、ニュージャージーの地方局を馘首になった娘が熱意とやる気だけを頼りに奮闘し、全国ネットだけど落ち目の朝番組をまかされ、思い切った采配でこれを立て直しつつ、恋にも成功する。ヒロインはレイチェル=マクアダムズだが、偏屈なアンカーマンをハリソン=フォード、その相手をダイアン=キートンが演じているあたりがウリになろう。脚本のアライン=ブロッシュ・マッケンナは『プラダを着た悪魔』のひとで、ベテランが新人を振り回すというというあたりは、つまりそういうことなのだが、あれよりもだいぶ屈託がない。主人公を助けるベテランの配置とか、これにもまた完成された型というものがあって、 何しろお約束通りなのでそれなりに面白い。