で、引き続きBSプレミアムの『SHERLOCK』を観ているわけである。一挙三話放映の第三夜はいよいよモリアーティ教授が前面に登場してのゲームになるわけだけれど、スタイリッシュな画面の演出はさらに先鋭化して、場合によってはちょっと前衛的に過ぎるようにも見える。プラネタリウムでの格闘は、まるで鈴木清順であり、それだけでも評価したい。そしてシャーロック=ホームズは背中が無防備であり、つまり後ろから襲われることがたびたびで、とてもジュージツの修得者には見えない。さらに、三話完結のシーズン1の結末は、驚愕のヒキであり、あまりの展開に手もなくビックリしてしまったものである。いやはや。
このシリーズはNHKオンデマンドでも有料視聴できるようになっているみたいだけど、こうなると気になるのは続きのほうである。