MFグローバルの破綻について、顧客資産が行方不明になっているというスキャンダラスな側面はおくとして、そもそもユーロ周縁国を中心とした低格付け資産の保有が信用の低下と資金のショートをもたらすという、資本主義なら当たり前という話が改めて確認されたのが興味深い。つまり、大きすぎて潰せないという国々を支える民間資金は、今となっては存在しない。論理的帰結としての自滅というのはシステムならあり得ることだけに、先行きの不透明感は冗談ごとでなく高まっている。
MFグローバルの破綻について、顧客資産が行方不明になっているというスキャンダラスな側面はおくとして、そもそもユーロ周縁国を中心とした低格付け資産の保有が信用の低下と資金のショートをもたらすという、資本主義なら当たり前という話が改めて確認されたのが興味深い。つまり、大きすぎて潰せないという国々を支える民間資金は、今となっては存在しない。論理的帰結としての自滅というのはシステムならあり得ることだけに、先行きの不透明感は冗談ごとでなく高まっている。