フレンチなしあわせのみつけ方

winter『フレンチなしあわせのみつけ方』を観る。ふわふわとしたタイトルだが、そのタイトルが示す通りフランス映画なので、もちろんそんな牧歌的な話であるはずがない。実生活でも夫婦であるシャルロット=ゲンズブールとイヴァン=アタルが実は上手くいっていない夫婦を演じているというだけでも、ちょっとどうかと思うのだけれど、男達はほぼ本能に従って生きていて何かを考えている感じではなく、女達は何を考えているかわからないという仕様で、その上、どうやら結婚というものを語ろうというのだから自然と話は疲れる方向に向かうわけである。いやはや。
ジョニー=デップが唐突に現れるといった楽しみはあるのだけれど、シャルロット=ゲンズブールは相変わらず、神経質な親戚のおばさんみたいな印象。