天冥の標

『天冥の標Ⅱ 救世群』を読む。小川一水によるこのSFは全十部からなる長大な小説なのだけれど、第二部となるこのエピソードは、現代に近い時間軸でパンデミックを扱ったディザスター小説となっており、例によって災害ものが好きという己が嗜好にことのほか合う。人類が滅びるというには遠い状況であるとはいえ。 未読としては『生存者ゼロ』もあって楽しみなのだが、いずれこの分野の総集をすべきであろう。

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