大変動前夜

日銀の量的金融緩和に関するレポートを読んでいると、明らかにはしゃいでいる感じの書きぶりがこのところ目について、その記述にしたところで先の心配はしてもしょうがないから今はバブルに乗り遅れるなという論法であり、実際にはリベラルであるはずの政策を現政権が志向するねじれの起源を垣間見て何だか暗くなる。淘汰圧を高めるべしということを基本におきたがる人間は確かによくいるが、何を切り捨てるかが共有されることはついぞない。