ミッドナイト・イン・パリ

『ミッドナイト・イン・パリ』を観る。ウディ=アレンもオーウェン=ウィルソンも好きではないのだけれど、あまりにも他愛ない話なので、まずどうでもいいという気分が先に立つ。現代のパリから、どうしたことか夜ごと1920年代のパリに迷い込むようになったアメリカ人が、往年のフィッツジェラルドやらピカソやらヘミングウェイに会って昔はよかったと述懐する話だけれど、歴史的有名人版の『バック・トゥ・ザ・フューチャー』みたいな面白みはあるとして、それっぽいキャラクターがおのおの名乗るだけのことだから、仕舞いにはヘタクソなモノマネ大会をみているような気にさえなる。これがアカデミー賞の脚本賞だとかいうのだから、世の中というのは油断がならない。
嫌な奴ばかりが出てくるいつものウディ=アレン映画だけれど、そういう意味なら品質は安定している。

IMG_0132