ながらくベータ版での開発が続いていたScappleが漸く正式版となってAppStoreでの提供が始まったのでこれを使ってみている。ベータ版から大きな変更があるわけでもなく、機能自体はシンプルでわかりやすいチャートソフトであって、マインドマップ風の一枚が描けるのだけれど、目指しているのは手書きのダイアグラムをMac上で作るためのソフトであって、特にマインドマップの作法を意識しているわけではないみたい。
そもそもこれを使ってみようかというのもScrivenerの開発元が提供しているからであり、非常に盛り沢山の機能をもつScrivenerだけれど、苦手な表現をScappleで補完しようという仕事の意図はよくわかるし、Webサイトには短時間の動画によるチュートリアルが用意されていて、一度みれば使い方はできることは概ね把握できる。
とはいえ、開発の意図としてもともと画面に再現しようとしているのが手書きの一枚図であれば、結局のところ手書きが一番馴染むのあって、こういう用途は紙と鉛筆を使って、保存するにも写真で撮ってEvernoteに送るというのがいいと最近では思っていて、使いどころがなかなか難しそうという気がする。