プライベート・ライアン

『プライベート・ライアン』を観る。もちろん幾度となく観ているのだが、夏に『プライベート・ライアン』、冬に『バンド・オブ・ブラザース』というのは条件反射にも似た習性ゆえ。
雷鳴ではなく、砲声と閃光が明滅する平原を進軍するモノトーンの部隊という一瞬の場面だけでも長編小説の厚みがあって、もちろん尺も3時間近くあるわけだけれどダレ場がないので結局のところ一気に観てしまうあたり名作には違いない。公開から15年経って、今観るとILMの画面合成技術にも若干の古くささがみえるとはいえ、タイガー戦車が腹を見せて登場するシーンの迫力は無類のもの。

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