『舟を編む』の第8話を観る。最近、知ったところでは全10話のシリーズということだから、残すところあと2話。この8話では映画版の『舟を編む』でマジメを演じた松田龍平が電子版アプリの開発者として登場して、物語の奥行きはますます深まる。楽しい。物語は大いに盛り上がって、すでに名残惜しい感じ。そして、この物語が新型コロナウィルスをどのように取り込んでくるか、気になっている。
日々
震度5弱
この日、大隅半島東方沖でマグニチュード5.2の地震が起き、宮崎で震度5弱を観測する。このところ比較的に大きな地震が続いており、プレート境界の動きが気になるところだが、より大きな地震が起きるとすれば、むしろ静穏化している地域でその可能性は高まっていると考えるべきかもしれない。かくの如く、大地震の発生をあらかじめ知ることはできないとして、どこか気がかりな傾向がある気がしてならない。
引き続き『虎に翼』を観ている。虎に翼とは、もともと強い者や能力がある者にさらに強みや利点が加わることを意味するということに今さらながら気がついて、なるほど、これは単純な権利獲得の物語ではないのだということを理解する。公の場では「すん」となる女性たちが受ける抑圧は、であればこそ不当なものなのだということが繰り返し語られるだろう。
すん
『虎に翼』を観ている。さすが。『恋せぬふたり』を書いた吉田恵里香の脚本だという気がする。まず、社会的抑圧への異議申し立てがあり、個別の事情は追って語られることになるだろう。それを「はて」から「すん」で物語としてしまうのだから、毎日の放送が楽しみになろうというものである。
このところ続いている政権与党の内紛は最終段階となり、昔懐かしい感じのパージが実行に移される。処分だ、総括だといっても、これは権力闘争の一局面だということである。
虎に翼
で、『虎に翼』を観始めている。伊藤沙莉が朝ドラの主役を張る日が来ようとは。猪爪寅子の父親で、岡部たかしが出ているのにも嬉しくなってしまう。石田ゆり子が封建制の母親というのにも意外性があって楽しい。森田望智が寅子の親友とか、いちいちキャスティングもいいのである。「はて」というフレーズは流行るだろうと思うけれど、確信犯的に思いきりフィーチャーされている。
暗殺と粛清
『映像の世紀 バタフライエフェクト』の近作、『ロシア 暗殺と粛清』を観る。スターリンの時代、食料を隠した父親を官憲に売った少女の衝撃的な記録を予感として、ウクライナ侵攻のプロパガンダに動員されテレビで愛国心を煽る少女の空恐ろしい様子に歴史は収束していく。かつて彼の国に訪れたかも知れない自由の命運は、かくしてあっさりと幻のように潰えたのである。
この日、諏訪の最低気温は10度。体感的には既に5月くらいの陽気となり、どうやら季節は足早に夏へ向かう。四季とは。
花粉
2日ばかり雨が降っていて、晴れとなったこの日は花粉の飛散が多くなると伝えられる。このところ免疫力の上がっている当方は、花粉症の悩みとは少し離れたところにいるのだけれど、なんとなく喉の奥がヒリヒリしているような気がしなくもない。こうした微妙な違和感はときどき、花粉に由来するものだったりする。いや、流行りの感染症を疑うべきなのか。
当地では、そのコロナの報告はトレンドとして減少方向にある一方、再びインフルエンザの流行が強まっているという。季節性というものが、やや従来のイメージからズレ始めている気がするのだが、これはいわゆる免疫負債によるものと片付けていいのか。何かが変化しているのではないかと思えてならない。
崩落
この日、ボルティモアでは湾にかかる橋に貨物船が接触し、その後、崩落するという事件が起きる。衝突があったとして、橋が崩れ落ちる映像は構造建築の力学的なバランスを改めて感じさせる間合いで、崩落は何かを思い出したように始まり、一連の不可逆的な動きとして記録されていてカタストロフィを感じさせる。突然、このようなことが起こることがあるのだ。