この日は4年ぶりの閏日で、夜、雪が降り始める。この雪は明け方まで降るという話だから明日の出勤は微妙な判断が必要になりそうな感じ。さて、4年前の閏日に何をしていたのかと遡ってみたのだけれど、特に感慨もなく『コタキ兄弟』を観ていたみたい。そういえばそんな日もあったような気がするのが日記の効能というものだが、4年あっても特に進歩があるというものでもないみたい。最終回目前の『作りたい女と食べたい女』を観ている。
日々
予感
この日、愛媛県南予でマグニチュード5.1、最大震度4の地震が起きる。中央構造帯の静穏域というべきこのあたりの地震は、常に心をざわつかせる。
『舟を編む』の第2話を観る。初回の予感を引き継ぎ、いよいよ本編の主人公が辞書の編纂作業に入ろうというこの回も、密度濃く、素晴らしい見応えでちょっと感動する。滑り感のエピソードをきちんと消化しているけれど、それは導入に過ぎず、すべてのキャラがきちんと立っているのも原作の仕事のおかげばかりではない。何しろオリジナルエピソードも結構な割合を占めていて、それが面白いのである。最近の辞書を実際に調べるてみると、恋愛の語釈で「特定の二人」を採用しているものが多いのも興味深い。2017年に時間軸をおいたなりの工夫があり、よく出来ているのである。
初期化
最近はほとんどやらないことだけれど、MacBookを初期化して必要なファイルをオンデマンドで導入していくというスタイルで運用開始してみる。長く使っていると、特定用途でインストールしたアプリが並ぶようになっていくけれど案外、基本的なツールだけで大丈夫なものである。だいたい、プライベートの環境にはPowerPointだって要らないのだ。とはいえ、基本的にはMicrosoftのOneDriveが必要で、あとはドライバーの類と、ユーティリティではRaycastがあればあまり困らないみたい。ブラウザーにChromeを入れるか躊躇しているのだけれど、これは早晩、必要になるのが明らかなので悩んでも仕方ないといえばその通り。
極渦
この日、群馬県では気温が25度を超える夏日となる。ウイグルでは昼夜の寒暖差が30度にもなり、発生した大砂嵐が甚大な被害をもたらす。中東に雹が降り、ドバイでは大雨となる。ヨーロッパでは異例の温かさで、スイスのスキー場に雪がない状態が続いているそうである。北極圏の極渦の蛇行は、あらゆる変調を引き起こしているが、おそらくは北大西洋での熱塩循環の停止によってもたらされた影響で一過性のものではない。それにもかかわらず、この現象の理由を解明していくには、長く時間がかかるだろう。これはとても恐ろしいことである。
オンエア
『さようならマエストロ』の最新話を配信で観る。考えてみるとリアルタイムでオンエアの放送を観るドラマといえば、大河くらいで、TVerすら使うことなく、すっかり配信プラットフォームに依存した視聴習慣となっている。まず、明らかに快適なので、これを改める気もないのだが、テレビという媒体は急速に埋没していくに違いないと改めて思う。そのドラマの方は、話を大きく広げ過ぎず、1話完結のエピソードを大事にした作りで安心して観られる。面白い。
この日、気温の上昇とともに強い雨足となって、カーナビは予想される付近の豪雨を警告する。感じとしてはもはや春。
春一番
この日、気温は急上昇して2月としては記録的な高温を観測して、関東では春一番が観測されたそうである。先週の雪はこのあたりでもほとんど溶けてなくなる。この傾向は全球的な温暖化の結果で、北極圏の気流の変化が遠因にあり、したがって急速に気温が下降するという展開もあるに違いない。いわゆる激甚化の一環なのである。
桜島
この日の夕刻、桜島で爆発的な噴火が起き、噴煙は上空5,000メートルに達する。夕暮れを背景として、火山雷をともなって噴火する様子は畏敬の念を抱かずにはおられない光景である。それに先立って、別府の鶴見岳でも火山性の地震が観測されており、ちょっと不穏な感じがしなくもない。だいたい、身構えてしまうほうである。