2日目

一日中、研修で夜は懇親会なので、インプットとディスカション以外にやっていることはなく、合間に会社のメールを確認して、できる範囲のレスポンスをするという有り様なので、生活というようなものは一切ない時間が続く。季節柄か最近、腰痛っぽいことが多いのだけれど、これは腰にも良くないはず。

この日、イスラエルの国防相はガザでの軍事行動が数ヶ月の長さにわたる見通しを明らかにする。ハマス壊滅という軍事目標を掲げている以上は危惧された通り、際限のない殲滅戦が続き、現地の人口動態からは巻き込まれるのは主に子どもということになる。

多摩中央

訳あって八王子から橋本を経て京王多摩センターに降り立つ。クリスマス仕様のイルミネーションはどこにでもあるものだけれど、ドラマ撮影の聖地でもある駅前は既視感とともに広がる。そう思って少し歩くと、誘導灯による規制が行われていて今まさに撮影が行われているのである。これを立ち止まって眺めようという向きがないのは、都会の無関心というものだろうか。いや、ここは多摩市の中央あたりということになるのだろうが。

ジャーナル

AppleのOSのアップデートが来ていて、iOSとiPadOSを17.2に更新する。ジャーナルアプリが標準装備になったというので早速、これを運用してみようかと思ったのだけれど今回、追加されたのはiOS版のみのようなのである。iPhoneでジャーナリングをするのは、主に入力面が厳しいので当面、選択肢にはなりそうにない。残念なことである。

この日、前日の夜から雨。気温は10度以上もあって、この季節としては異例の暖かさとなっている。当分、雪は降りそうにない。

YAH YAH YAH

『ブラッシュアップライフ』を最後まで観る。いや、面白い。そしてこの周回の果て、回帰していくこの物語構造に泣く。よく出来ているのである。氷川あさみとバディになってからの展開が殊更好き。

この日、内閣と自民党の支持率は急速な低下を記録する。終わりの始まりは10年前にあったようなものなので、その評価には全く違和感がない。問題はどのような勢力がその穴を埋めるかということで、劣化版の自民党が蝟集する政界であれば、やや危険な時間帯にあると考えておいた方がいい。

忘年会

たぶん今年最後の飲み会。基本的にはあまり社交を好まないタチである。飲み放題なのに持ち込みのブランディーを中心に呑んで、中華なのに紹興酒にはありつけず、週末でもないので何だか不完全燃焼気味に駅のホームでは汁粉の缶を飲む。冬。

この日、国連総長は50年ぶりに国連憲章の第99条を発動して、安全保障理事会にガザの人道的な危機の解決を促す。国の為政を極右に明け渡すということの帰結を我々はこのように理解しなければならない。

潮目

NHKのニュース報道について、コロナで犠牲となった人の状況を適切に伝えなかったとBOPが指摘したこの日、このところ取り沙汰されている清和会の政治資金規正法違反の疑いはいよいよこれを取り仕切った歴代番頭の役割にどのように切り込んでいくかという話になっている。ニュースの腐敗が咎められることもなく、政治家の国家からの詐取が当然のようになった腐敗国家と見做していたが、何かの風向きが変わったということらしい。今回は世代間の跡目争いを含む根深いものと見えるので、取り敢えず、いいぞもっとやれという気分になっている。

充実

いつの間にか師走になっていて、仕事も地元のあれこれもそれなりに立て込んでいるのだけれど、年末にかけて本気を出す習性があるApple TV+のせいで『モナーク』と『窓際のスパイ』の配信を消化するというタスクがこれに加わって何だか忙しいことになっている。しかし面白い。Disney+の『A Murder at the End of the World』も引き続き、追っていて、閉鎖状況ものだけに話の展開がどうなるのか心配もあったのだけれど、進みが遅いところがあるとはいえ、独特の雰囲気は悪くない。

この日、ガザ地区の停戦は破られイスラエルの激しい攻撃は続く。人質の解放を迫りながら、その目的に応じたやり方とは見えない。その意図は奈辺にありや。