なぜかiPad Proに限った話なのだけれど、アプリをダウンロードしようとすると途中で止まって完了できない通知が出て、いろいろ頑張ってもラチがあかないということがたびたびで難儀している。すべてのアプリがそうというわけでもないので原因がよくわからず、どうやら別のネットワークに接続するとすんなりダウンロードできるので解決策はあるのだけれど謎は深まるばかり。
Apple
Smart Battery Case
うちのお嬢のiPhone 5sがヘタってきたというので、SIMフリー版のiPhone 6sを買い求めてみる。契約内容には手を付けずにSIMだけ載せ替えてみようという算段だが、いまどきは別に制約もないという話なので、あっさり動作して特段の不具合もない。端末の縛りをめぐる面倒のあれこれは既に過去のものであり、SIMをやりとりするだけというのが新たな時代であるというなら、好ましいことであるには違いない。
あわせて、そのデザインについて議論のあるSmart Battery Caseを買ってみた。おおかたの評価に反して当方としてはわりあい好きな形状で、実際のつくりもきちんとしており、なかなかいいと思うのである。通知画面にCaseのバッテリ残量が表示されるギミックも純正ならではのもので、増槽目的では一択ではあるまいか。だいたい、他にどのような形状をとれというのか。
TestFlight
iPad用のUlyssesがなかなかiPad Proのフルサイズキーボードに対応してくれないのが悩みだったのだけれど、開発元のブログをみていたらTestFlightを使ったベータテスターを募集していたのでこれに応募してみる。
あらかじめApple謹製のTestFlightをインストールしておいて、届いたメールのリンクを踏むともともと入っていたアプリを上書きするかたちでβ版が導入される仕掛けでなかなかスマートにできている。
UlyssesそのものはiPad Proへの対応もさることながら、iPhoneでも使用可能なユニバーサルアプリとなっており、Mac版と似たUIは完全にローカライズされていて、安定度も悪くないし、かなり完成度が高い。なかなか満足できるものとなっている。
その後のiPad Pro
iPad Proを使っているとiPadのコンパクトさに驚いたりするわけだけれど、フルサイズのソフトウェアキーボードが表示されていてもなおそれなりの作業スペースがある画面の大きさというのは得難いもので、なんだかんだといって四六時中いじっている。
常用しているアプリは概ねProへの対応が済んでいて、まだフルサイズ対応していないのはUlyssesくらいか。Ulyssesは使いたいアプリではあるので、これが惜しい。物書堂の辞書を都合7つも入れているけれど、こちらは古いものも含め既にすべてのアプリが画面対応していて、いつもながらその姿勢は好感がもてる。
Apple Pencilの本領はお絵描きなのだろうと思うけれど、Adobe Sketchの機能には感心しつつ、一番使っているのはLiquidTextでPDFのドキュメントにマーカーを引くというような作業で、指での操作よりも思うようにできるところがよい。
LiquidTextは風変わりはビューワーだけれど、書き入れしながら読み込むことに関しては本質的な作業がよく考えられていて、かなり気に入っているのだけれど、さらにインターフェイスが洗練されれば定番になりそうな感じ。
Apple Pencil
というわけでiPad Pro本体よりおよそ一週間の遅れでApple Pencilが到着する。そのパッケージは例によってスマートで精密なアップル風で、説明書きなどという野暮なものはないわけだけれど、Pencilはまず本体に突き刺してペアリングをするということぐらいは明記しておいて欲しいと思ったのである。あれあれ動かないと試行錯誤すること二、三分。その動作といえば、もちろん謹製である以上、凡百のスタイラスペンとは格が違う。ガラスの厚みに起因するペン先と描画面の微妙なズレはあるにして、その反応はいよいよ紙とペンに近いものになってきたのではあるまいか。
iPad Pro使用感
Apple Pencilが出荷されたという連絡があって、いよいよ新境地に分け入ろうかというところだけれど、いうまでもなく届いたばかりのiPad ProはPencilなしでもこれを弄り倒しており、iTunes Uの講義をピクチャ・イン・ピクチャ機能で視聴しながらタイピングをしていたりする。もちろん、MacBook Proでもできることだけれど、基本的に寝そべって弄るというのが本質的な違いとしてあり、そのまま寝落ちできるのがタブレットの圧倒的な利点というべきであろう。特にProに限ったことではないにして。
iPad Pro
11日に注文したiPad Proが予定通り昼前に届く。しかしながら同時に発注したApple Pencilの方は発送までまだ時間がかかるみたい。
極論すればApple Pencilなしだと、ただの大きなiPadと言えなくもない。Apple製品の常石通りに作り込まれており、そのあたりの期待値は概ね学習済みで、画面の大きさのみが驚きであればこそ。
この画面の大きさは画面分割とピクチャ・イン・ピクチャで大いに役立つのだけれど、スピーカーの出力もちょっと驚くぐらいちゃんとしたもので、従来通りの使い方でも画面と音響周りはかなりリッチな体験を実現するものとなっている。それとフルサイズのキーボードというのが取り敢えずの目玉というところか。大きくなったキーボードは言うまでもなく打ちやすいし、ソフトウェアによるキートップの遷移も練り込まれていて気に入った。もともとSmart Keyboardの導入を見送ったくらいのソフトウェア派なので、これはちょっと嬉しい。
比較的に大きな画面で映画を観たりすると没入感もだいぶ印象が異なって、ムービー端末としても活躍しそうな感じ。