El Capitanで動かなくなったソフトはあまりなかったのだけれど、VMware Fusionについては2回目の起動からエラーになるという不可解な症状が出ていて、実はひとつ前のバージョン6を使っていたのを今回はアップグレードせざるを得ないとは思っていたのである。たまにしか使わない仮想環境であれば、使える限りは使おうというのが人情だけれど、うまい具合に不具合が出るものである。
この度、VMware Fusion 8がリリースされていて早速、買い求めてみたけれど、予想していたこととはいえ変化は最小限で何だか変わったという気がしない。
Apple
iSightカメラ交換プログラム
iPhone 6 Plusのカメラに不具合があるという話なので、AppleのWebサイトに行ってシリアル番号を参照してみる。ごく一部の不具合と強調されていたわりあっさりと対象機種であることが判明したので、流れでサポートに電話してみたのだけれど、すんなり修理という流れではあるものの、代替は出ないし引き取りだと1週間かかるうえ、症状が確認できなければ修理は行わないという。ピンボケの写真を撮ることはあるけれど、そういやそもそも症状が出ているのかというところに疑義があったので、いったん対応は見合わせることにする。いずれにしても修理をするならGenius Barに持ち込むのがいいみたい。
ライブ変換
iOSのテストドライブはメインのiPhoneで動かすにはちょっと厳しい感じがしてあっさりと諦め、8.4へのダウングレードを早々に決めたのだけれど、さして変わったところがないと言われることもあるOS XについてはEl Capitanを使い続けている。それというのも日本語入力の目玉であるライブ変換の動作が面白いからで、スペースキーでの変換動作をしなくてもぐにぐにと候補が入れ替わっていく目新しさもさることながら、これが結構、賢いのが面白くストレスが少ないので手放せない。いずれ日本語の入力の定番となるに違いないと思っている。
時期尚早
Mac OSとiOSのパブリックベータに参加しているのだけれど、デスクトップの手堅い印象に比べiPhoneの方はまだまだ不具合も多いといった感じで今さらダウングレードに取り組んでいるのだけれど、これに結構、苦戦している。
Office 2016 for Mac
Officeの類は安定するまで乗り換えないほうが無難ということを承知しながら、Office 365でOffice 2016 for Macの配信が始まっているものだから、ついついインストールしてしまう。テストドライブでは散々な目にあったのだけれど、であればこそ安定度も増しているだろうという読みで、結局のところ好きなのである。
外見と機能はプレビュー版と同じだとして、さすがに保存をしようとすると落ちるといった致命的なバグは出現しておらず、今のところ気になる不具合もないみたい。
だがしかし、判ってはいたことだがMac風に特徴のあったUIはまるきりWindows版の風情に差し替えられていて、仕事で一番使っているアプリであるからには何だか感動というものがない。
Apple Music
試さない理由がないのでiOSとiTunesのアップデートついでにApple Musicに登録してみる。さほど弄ったわけではないけれど、膨大なライブラリを背景とした入り口の作り方は、リストラのなかで撤退となったSonyのMusic Unlimitedを彷彿とさせ、ウォークマンに続きコンテンツ配信でも周回遅れからもっていかれたとつい思ってしまう。WebアプリがFlashベースだったとか、そもそもソニーミュージックのコンテンツだけだったとか、今となってはその不徹底ばかりが思い起こされ、もちろんそれが競争であれば勝てるはずがないのである。
Apple Musicのほうはどうかといえば開始早々でさすがにスケーリングには苦労しているみたい。ゆくゆくは動画配信も視野にいれているには違いないとして速い印象はないし、次世代iPhoneではLTEのスピードが増速されるというのもわかる。
感圧タッチ
そういえばMacBookの実物を弄る機会があって、やはり新しいキーボードと感圧タッチトラックパッドには感銘を受けたのである。特にForce Touchのクリック感はほぼ錯覚であることがわかっていても実フィードバックとしか思えず、指先に神経を集中させては吟味する感じになって非常に奇妙。デザイン自体も行き着くところまでいったので、おそらくもう一世代くらいするとハードウェアとしても一層、洗練されることになるのではあるまいか。iPhoneの指紋認証も、同じ機能でありながら後のiPhone 6のほうがより精緻に機能しているようである。