Apple Watchとともに発表された新しいMacBookはAirが付かないということを除いて事前に伝えられていた通りのスペックではあったけれど、いやに大きくなったキートップまでが予想と称する画像と同じとは思っていなかったのである。ちょっと極端すぎると見えたそのサイズが、だがしかしバタフライ構造によってガタつきも少なく実装されているという能書きを聞くと、これがやけにありがたいものに見えてきて、例によってエンジニアリングの精度にも感心せざるを得ない。このレベルで大量生産のものづくりを実現できる会社がどれほどあろうか。ファンレスと全金属のユニボディを達成したとあっては、このうえやることはキートップの強化コーティングくらいしかないのではあるまいか。
Apple
Office Mac 2016
密かに待っていて、待っているうち2016の名前がついてしまったOffice Mac 2016のプレビュー版がついに公開され、此の期に及んで今年後半の発売と言っているあたりは少し気になるけれど、早速ダウンロードして使い始めてみる。クラウドストレージとの親和性が高くなったところを見ると、やはりこの5年での進歩というのはこのあたりにあったのだろうと今さら思うけれど、アプリケーションのコアのところは殆ど前バージョンを踏襲している印象で、Windows版でいうと2010から2013の変更からタッチ対応の要素を抜いた感じ。つまり見た目が若干、変わっただけでエンジン部分はそのままという様子だが、ショートカットがWindows版と一緒になったとか、両方使っている身としてはありがたい変更も多いみたい。
パブリックベータ
案内のきていたパブリックベータの試用を申し込もうとして、どうやら処理が立て込んでおり何度か弾かれる。二段階認証を使っているとパスコードの発行にも回数制限があって、しばらくしたらトライしろというメッセージとともに進退窮まり順番待ちの長い列に並ぶ。
紆余曲折を経ているわり、あまり考えもなくアップデートしたはいいのだけれど、今回の目玉というべき写真周りはかなり大幅に変更があり、移行はいいとして過去のライブラリはどうすればいいのか。ううむ。
Kindle for Mac
ついに、というべきであろう。満を持してKindle for Macがアップデートされて、さきにアップデートされたWindows版と同等の使い勝手を実現している。iOSならとうに出来ていたこととはいえ、これまで放置され、VMWare FusionでAndroidを動かしてKindleアプリを使うという不毛な経験さえした身からすると大いなる前進と評価せざるを得ない。
改善点
ディスプレイが大きくなったり、それにともなってバッテリーも大型化してもちが異様によくなったりというわかりやすいところとは別に、iPhone 6 Plusでは5Sで全然ダメになっていたBluetoothの接続性が改善していて、ポケットに入れておくと接続がぶちぶち切れるというようなことはなくなったみたい。iPhone 4Sでは普通に出来ていたことなので、改善というのにも抵抗があるが、とにかく良くなっているところは評価したい。
MNP
ウチの坊やのiPhone 5が2年目の更改時期となって、この機にSoftbankからauへ乗り換えるというのでこちらも便乗して久しぶりのMNP予約。オンラインでは予約番号が取得できないという涙ぐましい引き止め努力を顧みることなく即日auショップへ。システムダウンで契約作業ができるかわからないというアクシデントも乗り越えてシルバーのiPhone 6 Plusに乗り換える。でかい。
だがしかし、この大きさは実用の大きさであってそれなりに支持があるというのもわかる。直に馴れるだろう気配があって、馴れたあとに戻ることは容易でないであろう。
10.10.2
Yosemiteのアップデートが来ていたので、早速適用してOSはバージョン10.10.2となったのだが、改めて更新してみると新OSのWi-Fiは巷間で言われているように相当に不安定であったことが再確認されて、サーバーにタイムラグなしで接続できるという当たり前がようやく戻ってきたのでうかうかと満足してしまう。言いたかないが、このたびの初期品質はAppleとしても大いに反省するところがあるのではなかろうか。何はともあれ改善の度は申し分なくていまのところ気になる点もないみたい。