KitCam

新しくなったiTunesを弄っていて、たまたまおすすめとなっていたKitCamが良さげだったので早速、導入してみる。iPhoneのカメラアプリはいろいろ買い込んでいて、しかし結局のところ使うのは標準アプリかInstgramかといった感じなので、またしても無駄遣いという懸念はあるものの。
アプリケーションにとってアイコンは思想を表すものであって、非常に重要といえようが(何しろiconである)精密なオールドカメラそのものを採用しているこのアプリもそんな感じの思想で作られていて、つまりSkeuomorphic Designに基づいていて、撮像やフィルターの効果はレンズとフィルムの直喩として表現されている。iPhoneの小さな画面で、ちまちまとレンズやフィルタを交換するのは、それはそれで楽しい作業であり、効果そのものもなかなかよく出来ているので満足感が高い。
何しろこれで170円というのはお買い得であろう。フィルターには十分な数の効果が用意されているのだけれど、同じく170円のビンテージフィルムパックをうかうかと買ってしまったほどである。しばらく使い込んでみるつもり。

全角

何しろiOSときたら、コピー&ペーストが出来るようになっただけで大変便利な新機能が実装されたということになるレベルからはじまっているから、「全角スペース」を入力することができなくても不思議とさえ思わなかったのだが、いつの間にやらこれが可能になっていて、それもiOS5の時代から出来たということに気づいて、そのことにびっくりする。
何しろソフトの話であるから、何かが変わったとしてもそうと気付かないでいることも多くて、Tips系のブログ記事が人気を集めるというのも分かる。
いうまでもなく、Tipsが語られるのは、そこにあり未だ語られていない何かがあるからであって、これを共有したいという欲求がユーザーグループの結束を強化する方向に働いている。またしてもその設計思想がユーザーのコミットメントを自発的に強化する方向に働いている構図であり、これは意図していることなのであろうかと取り敢えず感心する。

Prezi Desktop

基本的に生産性ツールが好きなので、ちょっと変わったアプリがあれば、かなり節操なく使ってみるタチである。最近、WebアプリのUIが大幅にリニューアルしたズーミングプレゼンテーションツールのPreziだけれど、スタンドアローンのデスクトップ版も同様に新しくなったという話なので早速、トライアルしてみる。
Preziを使う上での不満と言えば、日本語テーマのフォントがあまりにも不格好というところにあったのだけれど、いろいろ調べてみると中文テーマのフォントに何故かVLゴシックが使われており、こちらはそこそこ見栄えもよいという話なので早速、これを試してみると、その通り、かなり満足できる感じでなかなかいい。
あとの問題はといえば、プレゼンを再生しているうち、ズーム酔いしかねない動きそのものであって、もちろんこればかりはいかんともし難い。

Pocket

「あとで読む」系のWebサービスというのはいくつかあるけれど、Read it laterから名称を変更したPocketは、iOS版のクライアントの出来が素晴らしくて、このところ愛用している。このたびOS X用のクライアントがAppStoreに登場して早速、導入してみたのだけれど、これまたなかなか良い出来で、エンジニアリングの上手くいっている会社というオーラが漂っていて、類似のサービスに比べても一歩抜きん出ている感じ。

mini

iPad miniはエントリー向けであるがゆえに、そのディスプレイもRetinaである必要はないという考え方もできるが、いまさらXGAというのはやはり違和感があって、Samsungを選択肢から除いた後、液晶ディスプレイ業界の供給能力には、やはりかなりの制約があるのではあるまいか。

Tweetbot for Twiiter

OS X版のTweetbotがリリースされていたので、これを買ってみる。これまでTwitterのデスクトップクライアントは利用してこなかったのだけれど、iOSではTweetbotを使っており、操作感がほぼ同じというあたりは重要であって、満足感が高い。Tapbotsの独特で質の高いUIもさることながら、つまりMac OSとiOSの体験というのはこのように統合されていくのであろうという点でも興味深い。

Diagrammix 2.0

Mac用のダイアグラム作成ソフトのDiagrammixが2.0にメジャーアップデートされていて、主要な機能は既に実装されていたとはいいながら、いろいろと至らなかった細かいところがほぼ改修されており、本格的な運用にも耐えられそうな出来となっていて感銘を受ける。OmniGraffleに一日の長ありとはいえ、ユーザーズインターフェースは新興らしくOS Xの標準に沿ったものであり、つまりこれもピンチで拡大縮小できる類いの使い勝手を備えていて、ファンシーなデザインが標準で利用できるというあたりがウリであって、なかなかいい感じ。