クリスマス商戦に向けてKindleのラインアップが追加されている。今や電子ペーパーの端末では唯一のメジャーブランドということではないかと思うのだけれど、技術的な進歩もアピールしている感じで、これには頑張って欲しいと思っている。ScribeにNotebook Designというラインが加わって、微妙だった書き込み機能のユーザビリティが改善されているらしいので、思わずポチりそうになったけれど、例によって12月発売の先行予約というステータスらしいので踏みとどまる。
公示
この日、衆議院選挙が公示される。地元の選挙区は自民党大臣経験者と共産党候補の一騎打ちの様子だけれど、以前、民主党が大勝した選挙からの差分で考えると、自民党候補は同一人物が歳を重ねて老人といってよい年代となっており、野党は統一候補となったというより、立憲民主党が新人候補を立てることができずに結果として一本化された雰囲気があって、ある意味でこの国の政治の現在地を示しているのではなかろうか。
iPad miniが第7世代に更新されて予約が開始される。Apple Intelligenceへの対応が目玉のアップデートだけれど、その機能が日本語対応されるのは来年のことなのである。それどころか、英語で利用するのもiPad OS 18.1のリリースを待たなければならないところなのだけれど、してみるとこの発売である10月23日には、iPad OSのアップデートも行われるということなのであろう。
初恋の悪魔
Amazonプライムで『初恋の悪魔』を観ている。坂元裕二の脚本で、このキャストからなるドラマであるからには、かねて観たいと思っていたのだけれど、いや何で観てなかったのかと自問したくなるほどに面白い。10話完結のシリーズなのだけれど、止めどころがわからない。松岡茉優と仲野太賀、林遣都と柄本佑というコアキャストだけではなくて、ずいぶんと役者が揃っているし、ストーリーとセリフで思わず見入ってしまうのも、やはり坂元作品であるからということであろう。
自分らしくいれば、いつか未来の自分が褒めてくれる。からの猟奇的展開。からの、感動的着地に手もなく感動する。林遣都のファンにならざるを得ない。
オットーという男
『オットーという男』を観る。トム=ハンクスが偏屈な独居高齢者の役回り。もちろんトム=ハンクスの仕事は揺らぎなく見応えがあって、であるがゆえに独居老人と表現するにはやや違和感がある。とはいえ、その年齢を調べてみれば68だというから、設定通りと言ってもいい歳なのである。そういえば『ウルフズ』のジョージ=クルーニーもブラピも既に還暦を過ぎているのだから、まぁ、そういうことだ。監督のマーク=フォスターは好きな監督のうちのひとりだけれど、この映画も悪くない。猫のパートは、何かを暗示しているのかと思うくらいにひどいとして。
ウフルズ
Apple TV+で『ウルフズ』を観る。ジョージ=クルーニーとブラッド=ピットが共演している贅沢なクライムコメディで、日本での公開が急に中止になった経緯もあってApple TV+としては今年の注目作ということになる。一匹狼のフィクサーが、心ならずもコンビを組んで事態の収拾にあたることになる一夜の物語。原題がwolvesでなく『Wolfs』なのはローンウルフであることに由来するのであろう。カコイイ。
二人の掛け合いは特に珍しいものではないけれど、やはり波長が合っているという感じ。アクションや銃撃戦ではなく、やはりそこを楽しむ映画ということになる。ジョン=ワッツ監督の手になる脚本そのものは、どこか手際が悪い感じがして、らしくない気がするけれど、見せ場はきっちり作ってあって既に続編の製作も決まっているらしい。十分、楽しめる。
オトノケ
『ダンダダン』が気に入ったのでCreepy Nutsの『オトノケ』がヘビーローテーションに入っている。10月改編にともない、主題歌としてアニメとタイアップしたJPOPの新曲が大挙してリリースされていて、このあたりの共生関係はすっかり定着した感じがある。
日本は衆議院選挙に向けた候補者擁立の動きのなかにあって、政権与党の勢力争いの結果としてレイシストが比例区出馬を断念することにもなっている。これを駆動したのは倫理ではないというのが、この国の現在地である。
秋
この日は急に冷え込み、朝方の気温が10度を下回る。夏の名残のあと、これで山も急に色づいて冬は足速に訪れるであろう。どうやら夏か冬かという気候になりつつあるというのは、まったくその通り。
フロリダのハリケーンはカテゴリー3まで勢力を落として上陸し、300万戸にのぼる大停電を引き起こす。想定されたよりもずっと小さな被害にとどまった様子ではあるけれど、これによって引き起こされた竜巻は27もあって、全体にどうなっているのかは、まだわからない時間軸にある。
ライブカメラではSouthernmost Point Barの映像がずっと流れていたのだけれど、ハリケーンが近づいてくる日中、荒い波の打ち寄せるこのモニュメントには結構な人だかりができていて、国民性の違いを感じたものである。その状態でも数百回に一回は高波が来るだろうから、誰が攫われてもおかしくないのだが。