『舟を編む』の第6話を観る。物語はシリーズ構成上のヤマ場となり、辞書のデジタル化という今日的な課題に切り込んでいく。日常的には、ほとんど電子辞書を利用している身からすると、これはなかなか深刻なテーマなのである。紙の辞書が持つセレンディピティ効果を失いつつある自覚はある。そして、語釈の記録についての意義は間違いなくあるだろう。相変わらず、いい話なのである。
春
昨日、積もった雪は日中の温度であらかた融けていく。すっかり春の陽気となり、そろそろ虫も出てきたようである。週明けは全国的に暖かい天気が予想されていて、この冬もふたたび戻ってくることはないだろう。
BugsといえばNetflix版『三体』のシーズン1をラストの第8話まで観る。原作では『三体Ⅱ 黒暗森林』の上巻を少し読みすすめたあたりという地点で、ちょっと不思議な終わり方をする。もちろん、シーズン2に続くという前提だろうけれど、全ては人気次第という世界であれば、このまま終わっても不思議はないのである。まじか。
翻案
引き続きNetflixで『三体』を観ている。トリロジーの第1部をベースにしたシリーズかと思えば、パナマ運河の顛末は第5話で消化して、第6話では金魚鉢まで登場する意欲的な構成になっている。全体に『三体』であることは間違いないのだが、ほとんど別の物語という気もまた。もちろん、完全な映像化など不可能である以上は、このような仕立てとなるのは、むしろ当然として。
曇天の朝となったこの日、雪は7時過ぎから降り始めて、速やかに5センチほどの積雪となる。タイヤ交換を予約していたのだけれど結局、オイル交換だけにして後日にリスケ。
春
3月も20日を過ぎて朝方の気温が-10度ということも、あまりなかったような気がするのだけれど、これが温暖化世界の激甚気象というものかもしれない。週末以降は高温傾向が続くという話なので、そろそろタイヤも履き替えようかと考えていて、しかし交換した直後に雪が降るということもなくはないが、果たして。
三体
Netflixで配信の始まった『三体』を観る。実写化ではテンセントが先行していたけれど、こちらの『三体』は原作と同じく文化大革命のリンチから開幕して、速やかに舞台はロンドンに移る。この欧化による世界観の広がりは悪くない。実にNetflixらしい実写化作品になっていると思うのである。第1シーズンは8話まであるらしいので少しずつ観ることになると思うけれど、楽しみ。
この日、茨城南部を震源とする震度5弱の地震が発生する。房総沖ではしばらくスロースリップによる群発地震が続いていたけれど、徐々に内陸に向かって震源が動いているようにもみえ、やや不穏な気がしなくもない。このような複雑系の連鎖が次に何を引き起こすかは、もちろん何人にも見通すことはできない。
SISU
『SISU / シス 不死身の男』を観る。第2次世界大戦末期のフィンランドで、金塊を掘り当てた男が、敗走しつつナチスとトラブルになって死闘を繰り広げる。男はソ連に恐れられた特殊部隊員で、一群のナチスを次々倒していくのだった。SISUというのはフィンランド語で不撓不屈の魂というような意味があるようだけれど、ボロボロになりながら、しかし何が起きても死なないという展開で91分。結末はだいたい分かる感じではあるけれど、シンプルでスピードもあるので悪くない。男のセリフがほとんどないというのが面白味。
Creepy Nutsの公式YouTubeチャンネルが英語の紹介動画を公開している。国内では『不適切にもほどがある』の主題歌『二度寝』が本日リリースで、いやそれよりも先行した『Bling-Bang-Bang-Born』がGlobalトップチャートの上位に入っていることを受けてのコンテンツなのだろうけれど、いよいよ大物感が出てきた。
Raycast AI
MacではRaycastを操作の中心において便利に使っていて、ほとんど欠かせないツールとなっているので有料アカウントに参加するのもありかと思っていたのである。とはいえ、設定のクラウド同期やスキンの変更にはニーズがなかったので見送っていたのだけれど、ChatGPTを使えるAI機能にはちょっと興味があって、というのも生成AIを使う際のハードルになっているのは、そのブラウザ操作ではないかと思っていたからなのである。ショートカットキーからAI Chatを呼び出して使うというのは、ちょっと便利なのではなかろうか。
というわけでGPT-4を使えるオプションまでつけてサブスクを開始してみたのだけれど、この使い勝手はやはり優秀で、ちょっとAIに尋ねてみる回数が明らかに増えている。費用対効果は悪くないんじゃないかと思うのである。