GPD WIN MAX 2 2023

つい出来心で、いわゆるゲーミングUMPCを買い求めてしまう。昔、チャンドラと呼ばれるモバイルノートがあって、実用性はさほどなかったとして、Windows98あたりが動くその機械を弄って遊んだものだけれど、それが1998年のことなので文字通り四半世紀前なのである。いやはや。インターネットが普及した後のこの世界となると、同じような筐体でAAAのゲームがぐりぐり動くというのだから、人類だって進歩していないわけではないのだ。

1週間くらい使って、ようやく勝手がわかってきたというところ。剛性の高いアルミ筐体のはずだけれど何となくガタつく気がするという点を除けば問題はほとんど認識されず、とにかくフルスペックなので傑出したコストパフォーマンスには感心する。

暴風雪

週末、アメリカを襲った強烈な寒波のニュースをみる。昨年も同じようなことはあったけれど、極渦が南下して五大湖を中心に世界を白くするイメージは、もちろん大西洋の熱塩循環の変調がもたらしたものに違いなく、世界は既に越えてはならないラインを越えてしまったのだという気がしてならない。何しろ、2023年は最も暑い一年だったのである。

そのアメリカの大統領選挙の行方はまだわからないが、トランプが優位というのはB級のディザスター映画の設定ではなかろうか。いやマジか。

Vaundy

このところVaundyばかり聴いている。サビが待ち遠しくなる巧妙なメロディラインというような評を読んだことがある気がするのだけれど、なるほどと膝を打ったものである。配信の時代のことだから、ペースの早いシングルでのリリースを続けているけれど、名曲ばかりという気がする。わけても当方の年代だと『瞳惚れ』『踊り子』あたりは新しくて懐かしいので、つい聴き込んでしまう。で、新曲の『タイムパラドックス』もなかなかいいのでヘビロテ中。

『光る君へ』は第2回にして幼少期を脱し、しかし主要キャストが実年齢を大幅に下回る10代前半を描く。「成長著しい金剛」からこっち、それは楽しむべきことと承知しているのだが、まぁ。史実を持ち出すような世界ではないので、脚本家の関心を中心に編まれるだろう物語の方向が垣間見えるこの序盤の雰囲気は悪くない。

正直不動産

このところNHKの牧歌的な感じのドラマがいいというモードになっていて、シーズン2が始まった『正直不動産』に追いつこうと、まずは正月のスペシャルドラマに取り組む。シーズン2のイントロダクションといった感じのエピソードなのだけれど、シーズン1をほぼ踏襲した感じで、確かにお約束通りが求められる種類のドラマには違いない。これはこれでいいのである。

昼過ぎから雪。関東でも初雪が観測されたようである。当地でも、さほどの量ではないものの、着地した雪は即座に凍って夕方にはブラックアイスバーンとなる。明日が日曜だからいいようなものの。

モナーク

『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』はシーズン最終話。結末は予定的に調和して、もちろんモンスターユニバースの新作『ゴジラ x コング 新たなる帝国』につながる雰囲気で、シーズン2への仕込みも万端という感じ。まぁ、よろしいのではなかろうか。

この日、イエメンのフーシ派を米国が攻撃し、中東の紛争のタガがまたひとつ外れる。ここまで関係が複雑化して、直接的な力をぶつけ合うプレイヤーが増えているのだから、事態の危険もまた増している。中東に関して、日本は英米と利害を一致しているわけではないはずだが、まったく存在が見えないのはどうしたことか。

砂の上にも花は咲く

かなり地味なドラマではあるけれど、Netflixで配信されている『砂の上にも花は咲く』は毎週、観ていて結構、楽しみにしている。もともとはサスペンス風の展開を想定していなかったのだけれど、淡々とした感じに謎は並べられ、とにかく撮影のレベルが高いので、なんだか見入ってしまう。相撲ともレスリングともみえるシムルも興味深い。主人公に見せ場ができたのが7話になってからという脚本も落ち着いていて渋い。

3メートル

北陸電力は相変わらず迷走している。今月1日の地震と津波について、当初は水位の上昇は観測されなかったとしていたのを結局のところ1メートルから3メートルの津波が来ていたと訂正して、相変わらずモニタリングポストに異常は見られないという。そのモニタリングポストも多くが測定不能になっているのだから、このような組織に原発の再稼働を委ねることはできないと誰しも考えるのではないか。福島第一原発の発電設備は、アメリカ中西部の原発で竜巻対策として地下に設置したものを見ようみまねで、本質的な意味も考えずに地下に設置し結果、津波にさらわれることになったというが、このノリの組織であれば、それに近い思考停止を再現しても不思議はないと思うのである。