シフト

この日の東京市場は1,000円以上の値上がり。バブル以来34年ぶりの高値を記録する。経済全体の成長見通しが変わってきたというわけではないから、これは相対的なものだと考えれば、中国の先行きに対する懸念はいよいよ本格化して、資本の偏在に変化が起きているということではなかろうか。全体的にはエンジンの喪失と長い停滞をイメージさせる。そしてこの市場の効果によって、さまざまな経済格差はいよいよ拡大していくことになる。2024年はその節目として記憶されるのではあるまいか。

ファミリー

この日は明け方に雪が舞う。日が昇る前に、粉砂糖を塗したような着雪となるが、これから先はやや暖かくなるようだ。春めいた気温になるようだから、全体的な高気温の傾向は続いているのである。一昨日、久しぶりに諏訪湖畔に行ったのだけれど、湖面凍結には程遠い状況で、地球沸騰化の時代に、いわゆる御神渡りは過去のものとなるのではなかろうか。あるいは、気候の激甚化によって、異様な寒波に襲われることもなくはないとして。

『さようならマエストロ』は直近の第5話まで視聴してオンエアに追いつく。もちろん、日曜劇場であれば当然ということになるのかも知れないけれど、バラバラになった家族が再びひとつになろうかという王道の展開で、しかし典型的な核家族への回帰が目指されるというのであれば、この多様化の時代にずいぶん古臭い家族観だという気がしなくもない。

さようならマエストロ

『さようならマエストロ』を観る。第1話からはじめて、まだオンエアには追いついていないのだけれど、市民楽団を題材にした王道のストーリー展開に、親子の葛藤を絡めた話はそれ自体、面白くて楽しめる。脚本は大島里美。西島秀俊はこういう役柄が実によく似合うし、芦田愛菜もいい。第3話のエピソードの作りと序盤の盛り上げ方に感心している。しかし、このタイトルが示唆する先行きとは。

ラン・ハイド・ファイト

『ラン・ハイド・ファイト』を観る。母親を癌で亡くした娘と父の葛藤に始まり、日常を侵食する不穏な動きからスクールシューティングに至る序盤はさほどお金がかかっていないことが明らかだとしても、そんなに悪くないのだけれど、アクションが入った途端、なんだか演出上の不手際が目について、何だこれという感じになる。車がドアを破って突入してくる前に、あらかじめ防御姿勢をとっていたりするので理解が追いつかない。立派なB級映画なのである。ストーリーもほぼ予想から外れることなく展開して感心するところも特にないのだけれど、雰囲気は悪くない。

脱落

ネットに浮遊する飛ばし記事を読むことはほとんどないのだが、本日は観るのをやめた今クールのドラマという趣向につい引っかかって、内容を一瞥してしまう。アンケートを装いながら、雰囲気で創作をあげつらう意図が明らかで、何なれば脱落した視聴者はどんな作品にも存在するだろうし、まぁ、適当なカウントダウンをしているだけの内容なのである。まったく空疎であっても記事として成立するあたりが空恐ろしい。

ウクライナでは総司令官が解任され戦局は混迷を深める。ガザでの作戦行動は継続しているがニュースの流量は極端に減って、それに応じて世界の関心も低下していると見える。

DAY3

朝の通勤路はそれなりに除雪が入って心配なところもない感じ。日中の日差しが路面の雪を取り除き、路肩に残雪が堆積しているという様子で普通に走行できるのだが、早朝は路面の凍結を心配してか、異様に低速で走る車があって完全な日常ではない。長く続く追い越し禁止の下り坂を上限20キロで走行するというのも、それなりに強い意志が必要だと思うのである。あれは何だったのか。

様子見

結局、月曜日の雪の影響による高速道路の通行止めは前の日の夜まで続き、朝方の冷え込みもあったのでこの日も在宅勤務として様子を見る。日中は日差しがあったので、路上の雪も概ね溶けたみたい。路傍の積雪はしばらく残ることになるだろう。

最近、会社でのコロナ感染の報告が再び増えていて、しかし情報があまりないので県の定点観測情報を確認して1月末からのピークが高止まりで推移していることを知る。この季節に若年層での増加が見られるようだから、特に受験生は慄いているのではあるまいか。何しろ、罹患した人の話では、症状が軽いということはまるでなく、調子の悪さもあとをひくという話である。